一枚を選ぶということ

 

 

仕入れを担当して、はや2年。


最近メーカーさんからよく言われるのは、

「まいさんって、
ほんとうに“まじめ”ですよね」

「もっと気軽に仕入れていいんですよ」という言葉。

 

仕入れの場面で、
私はいつも自分の目を信じています。

担当者さんのおすすめや売れ筋ももちろん聞きますが、
心が「いい!」と反応しなければ、
絶対に仕入れません。

 

周りのバイヤーさんたちが「じゃあ、これを各色で」とさらっと決めていく姿を見ていると、
自分のスタイルの偏りを感じることもあります。


私は、

気になった商品にはすべて手を通し、
細部までチェック。

「これならお客さまに届けたい」と思えるものだけを選ぶ、
いわば“関所スタイル”です。


その結果、

お店にはいろいろなテイストの商品が並ぶのではなく、
私の独断と偏見で選び抜かれた、
似通ったテイストのアイテムが集まっています。


売れたあと、

次の仕入れまでのタイムラグが生まれることもあり、
ご来店いただいたときに商品が少ない、
ということも少なくありません。